「伝説の新人~20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い~」の著者であり、「伝説の新人LIVE」の講師でもある紫垣氏と、新卒学生向けの就活支援を行ってきた猪俣の出会いは、現在は役員として活躍しているシンクトワイス社の社員が社会人向けの講座に参加したことがきっかけだった。そこから、学生向けに展開できないかと考えた猪俣が、「伝説の新人LIVE」の立ち上げを紫垣氏に持ち掛けたのだ。

「伝説の新人」を学生時代に学ぶ価値とは?

猪俣:「伝説の新人」というコンテンツを知った時、すぐにこれこそが今の学生たちに伝えなければならないことだと思ったのですが、そもそもこれは社会人向けで始まったものだったそうですね。

紫垣:そうなんです。2011年から若手社会人向け講座を展開し、300人ほどの卒業生が現在さまざまなステージで大活躍しています。

猪俣:書籍を読んで、実際に講座も参加してみて、弊社の社員全員に聞かせたい内容だと思いました。もちろんその前に私自身も勉強になったのですが(笑)。この内容はどのように生まれたのですか。

紫垣:私は平成元年にリクルートに入社したのですが、それからは主に企画制作領域で仕事をしてきました。わかりやすく言うと、企業の情報を学生の皆さんや転職者に伝えるためのメディアを制作してきたのです。各社のホームページを例にイメージしてもらうとわかると思いますが、当然そこにはその会社のエースレベルの社員が先輩社員として登場していたり、経営者がメッセージを発信していたりしますよね。私はそうしたビジネスの世界で大活躍をしてきた方を中心に数百人のインタビューを行い、そのエッセンスを発信する仕事を積み重ねてきたのです。

猪俣:そこで得たものが「伝説の新人」に詰め込まれているわけですね。

紫垣:そうです。その企業やそれぞれの業界で伝説的な活躍をしている人に共通しているのは、彼らが20代を全力で走り抜けながら頭角を現し始め、時を重ねる中で大きなチャンスを次々とものにして、加速度的に自分のステージを上げ続けていることでした。他の20代とは次元の違うスピードで成長し続けているわけです。そんな方々に数百人もあっていると、明らかにそこには法則めいたものがあることがわかり、それを10個のエッセンスにまとめて伝えようと試みたのが「伝説の新人」なのです。

猪俣:確かに「伝説の新人」の内容はこれまであった新人研修や学生向けの講座とはまったく異なり、いかに20代で突き抜けるかにフォーカスされていますよね。私自身も学生時代にこれを知って身に着けていればどれだけ社会人としてのスタートが違っただろうかと思いました。それが学生向けに「伝説の新人」を展開したいと思った理由でもあるのです。

紫垣:猪俣さんが初めて学生向けに展開したいと話を持ってきてくれた時、正直私は学生にこのコンテンツが伝わりきるかどうか不安でした。ビジネスフィールドに出てみないとわからないこともありますし、実際に社会に出て壁にぶつからなければ本気で考えることはないのではないかと思ったからです。

猪俣:そうでしたね。私はこうしたコンテンツこそが社会に出て活躍したいと本気で考えている学生にとっては重要なのだと確信していました。なので、紫垣さんが「まずはやってみて判断しましょう」と受けて頂いてよかったです。

「伝説の新人LIVE」で学べるものとは?

紫垣:私も結果的に学生向けにやってみてよかったと本当に思っています。「伝説の新人LIVE」と名付けた学生向けの講座には、多くの学生たちの中から選抜された学生たちが集まっていましたが、学生の中にも将来突き抜けたビジネスパーソンになりたいと願う方がたくさんいることがわかりましたし、生き方を模索している段階だからこそ「伝説の新人」で伝えたいことをよく理解してくれるのだということもわかりました。

猪俣:私も「伝説の新人LIVE」を見ていて、これまでにない新しさを感じました。就活講座や先輩社員の話を聞く場は、世の中に数多くありますが、様々な業界でリアルに大活躍している突き抜けた社員を招いて、どうして突き抜けられたのかを掘り下げるような企画はかつてなかったと思います。講座後半の紫垣さんからの「20代で突き抜けるための10の違い」のワークも気づきだらけですが、ゲスト企業のリアルな社員から本音を引き出すインタビューは、まさに紫垣さんがこれまで行ってきた数百のインタビュースキルの賜物だと思いました。

紫垣:ありがとうございます。私も様々な領域の第一線で大活躍している方々から結果を残し続けている理由を掘り下げることができて楽しんでいます(笑)。

猪俣:通常の会社説明会では、社員が仕事を説明したりすることはありますが、そこで成果を残すためにどれだけの工夫をどのように行っているかまではなかなか伝えることができません。そこを第三者であり、ビジネスで突き抜けるエッセンスを整理されてきた紫垣さんが突っ込みを入れて聞き出すからこそ、他では聞けない話が出てくるのだと思います。そういえば、どうしてそんなスタートが切れたのかを聞いたら、実は書籍の「伝説の新人」を新人時代に何度も読み込んでいたのですという人もいましたね。

紫垣:あれには私も驚きました(笑)。5年前に出版した本を何度も読み返して実行することで、実際に突き抜けてしまった人が私の前に今度は突き抜けた体験を話しにきてくれたのですから。

猪俣:それだけこのコンテンツが実際の社会で活きるということの証だと思いますよ。特に社会に出る直前の学生時代だからこそ刺さる内容も結構あると思います。

紫垣:そういう意味では「10の違い」の中のスタートダッシュの違いとチャンスの掴み方の違いは、特に社会に出る前に知っておいてほしい内容ですね。これを知っていて実行するかどうかで社会人一年目の成長スピードがまったく違うのは明らかですから。

「伝説の新人LIVE」が視界を変える。

猪俣:今回の企画では実際の「伝説の新人LIVE」で紫垣さんが各企業の突き抜けた社員の皆さんにインタビューしている様子を動画で見ることができるようにしました。こうした動画も見るか見ないかでだいぶ成長スピードは変わるでしょうね。

紫垣:そうですね。きっとそれぞれの会社でどんな仕事ができるのかということだけでなく、突き抜けるような社員の皆さんがどのようにビジネスを楽しんでいるかがわかると思います。興味のある企業はもちろんですが、そうではない企業の方の話を聞くことで視界が開けることがありますから、ぜひ多くの方の話を聞いてもらいたいですね。

猪俣:最後に動画ではわからない実際の「伝説の新人LIVE」での紫垣さんのワークショップについて可能な範囲でご紹介頂けますか。

紫垣:ワークショップで大切にしているのは、一人一人が自分でまず考え、仲間の考えを共有し、その上で私からの体験や整理したコンテンツを共有することで、20代で突き抜ける人に共通する10の違いについて腹に落ちるまで理解してもらうことです。同時に、毎回課題を設定し、翌週までにやり遂げてもらうことでこれまでの自分の殻を突き破って頂きます。

猪俣:毎回、課題をやりきった学生の変化には私も驚いています。

紫垣:自分にはこんな力があったのかということを学生の皆さんも感じているのでしょうね。5回の講座を終えた時、やりきった学生たちの希望に満ちた表情からは、毎回、私自身もエネルギーをもらっています。

猪俣:学生時代にあの講座で突き抜けたいと考えている仲間たちと出会えることも学生にとっては貴重な財産となりますね。

紫垣:そうですね。実際に彼らが社会で大活躍して、今度は「伝説の新人LIVE」にゲスト社員として来ていただくようになれば嬉しいです。

猪俣:きっとそんな人材も出てくると思います。これからも引き続きよろしくお願いします。